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bykirinohana

苦手な食べ物を克服できたのは…

遅番勤務の仕事を終えて帰りにスーパーに寄ったところ、

牡蠣のパックが半額で売られているのを見かけました。

普段は買い物に行かない時間帯。

思わぬラッキーに出会えた気分でした。


翌日のお昼は、迷わず牡蠣フライに。

意外と身が大きく、加熱しても縮まなかったので食べ応えがありました。

牡蠣フライ


思えば牡蠣がこんなに美味しいと感じるように

なったのも、ずっと後になってからでした。

昔から偏食の多かった私が、

それまで一切手を付けようとしなかった食材の一つだったんですが。



その原型となる出来事が、小学生の頃のこと。

自宅の食卓で、こんがりキツネ色のフライのたくさん乗ったお皿を見た私は、

コロッケか何かだと思い、一口かぶりつきました。

が、予想に反して中から出てきたのは、

生臭い黒い物体。

気持ち悪さに顔をしかめていると、

「牡蠣フライだよ」と祖母が教えてくれました。


グロテスクな見た目と味が頭にこびりつき、

”ハリウッド映画に出てくる珍獣が吐き出しそう”と

思ったのを覚えています。

私の中でイメージされたその珍獣とは、ほぼグレムリンだったんですが。

以来苦手な食べ物の中でも、牡蠣フライは「絶対食べられないもの」として

認識されたように思います。


それが変わったのが、20代半ば頃でした。

その頃ちょうど夫と出会い、少しづつですが

偏食が改善されるようになっていました。

全般的に苦手だった魚介類ですが、

アサミやシジミなどの貝類はなぜか平気だったので、

同じ延長戦上にある牡蠣ももしかしたら

食べられるかも…?と思うようになったのです。


試しにお総菜か何かで牡蠣フライを食べてみたところ、

最初こそ違和感がありましたが、

なんか大丈夫そう、と思ったのを覚えています。

それが今や、こんなに大好物になるとは…。


偏食がひどかった頃は、よく周囲に

「○○が食べれないなんて、もったいない!」と

言われていましたが、

これを牡蠣フライに当てはめると、今だったらよく分かります。

その美味しさを再確認しながら、

改めて食べれるようになって良かった、と思ったのでした。






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