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bykirinohana

クリスマスのサンタの正体は…

クリスマスムードがピークを迎える24日、

我が家でもささやかなお祝いをしました。

宅配のピザにチキン、ケーキにお酒と

いつものイベントメニューとさほど変わりませんが、

気分はやっぱりウキウキ。

夫の誕生日がクリスマスに近いので、

それも兼ねてのお祝いが恒例となっています。


街でクリスマスソングを耳にしたり

華やかに彩られたクリスマスツリーを見るだけで

ワクワクするのは子供の頃も今も同じですが、

子供時代を過ごした実家ではケーキを食べて終わり、という感じで

プレゼントをもらうと言ったこともなかったので、

どこか物足りない感じがしていました。


思い出すのは、私が11歳のとき。

イブも近いその日、私は出かけた先のショッピングモールで、

クリスマス用の片方だけの靴下を見つけました。

腕一本が入るくらいの大きさのそれは、

モコモコしてカラフルで、とても魅力的に見えました。

もっとクリスマス気分を味わいたかったことも

あり、親に頼んで購入してもらいました。


自分の部屋の入り口にその靴下をつるしご満悦気分でしたが、

3つ上の兄には「だっせー」と馬鹿にされました。

「どうせサンタなんていないのに」という兄の言葉に

むっとした私は

「日本にはいないけど、外国にはちゃんといるもん」と応戦。

ケンカとまではいかなかったものの、

不愉快な気分だけが残り

”なんでお兄ちゃんはいつもああなんだろう”と

モヤモヤしました。



心の中ではどこかでサンタがいてほしい、プレゼントが欲しいという

気持ちがあったのも事実ですが

靴下をつるしたからと言って

プレゼントをくれるような親でもありません。

それでもあわよくば、と期待している部分がありました。


そして迎えたクリスマス当日。

朝ドキドキしながら部屋の外をのぞきましたが、

靴下はぺしゃんこのまま。

”なーんだ”とがっかりしましたが、

触って中をよく見ると何か入っていました。

それはくしゃくしゃの千円札でした。

しかも2枚。


驚いた私は、急いで「サンタ来た!お母さんサンタ来たよ!」と

母に報告。

「へぇ~、良かったじゃない」といかにも驚いた様子の母。

私は母が知らないふりをしているだけだと

思っていました。


しかしその後、顔を合わせた兄が

「サンタ来た?」とニヤニヤしながら聞いてきたので

2千円のことを報告すると、「え、マジで?」との返事。

その反応から私は、実は兄が2千円を入れた犯人だと

確信しました。

でもその場では言わずに、黙っていることにしました。

兄はその後何か冗談めいたことを言って私を笑わせると、

この前の争いのことなど忘れたように、その場を立ち去りました。



あんなにバカにしていたにも関わらず、それでも妹のために

自分のお小遣いから2千円を出してくれた兄。

冷静に考えるとサンタが現金をくれるというのもおかしな話ですが…

なんだかんだ言ってもやっぱりいいやつだなと

ジンと来たのを覚えています。


クリスマスを迎えるたびに思い出す、

忘れられない出来事です。








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